みはるの絵本箱

5歳と4歳の兄弟に読み聞かせしてきた中から、面白かった絵本を紹介します。

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【絵本】ピーナッくんのたんじょうび

こんにちは。みはるです。
部屋にはまだハロウィンの名残があって、子供たちに早くクリスマス仕様にしろとせかされているみはるです。
 
まだ早いよ…いや早くないのか??
お店はすっかりクリスマス全開ですもんね。ツリーもあちこちで見かけます。
個人のおうちでももうクリスマスツリーを出してたりするのかしら?
 
いや、私はもうちょっと待つ。
 
そんな私は絵本選びにもへそまがりなところがあります。今日の絵本はちょっとスパイシーなところのある絵本。

 

 

 

 

ピーナッくんのたんじょうび (世界の絵本コレクション)

ピーナッくんのたんじょうび (世界の絵本コレクション)

 

 

 

 

 

めまぐるしいストーリー展開

今日が誕生日のピーナッくん。パーティーをひかえてお買い物にでかけます。
 
その途中、帰省途中のきのこのママが十つ子ちゃんを乗せた丸太を引っ張っているところに出くわし、船に乗るのを手伝ううちに、うっかり乗った船が島へと出航。
(十つ子ちゃんとか丸太とか、何やら突っ込みたいポイント満載ですが、ここはスルーで。笑)
 
一方そのころお友達の女の子、ピーナッちゃんはプレゼントのクッキーを作ってピーナッくんちに出発です。ところがその途中でモンブラリンが大事なクッキーを強奪!
 
それを追いかけるピーナッちゃんですが、木にぶつかって気絶です。
(この気を失うピーナッちゃんの表情が、完全に無表情で、不安になるくらいです笑)
 
さらに逃げていくモンブラリンも、途中で奪ったハートのクッキーを鳥に奪われてしまい…。
 
とにかく次々と、事件が登場人物たちを襲います。ページをめくると必ず何かが起こる。
しかもけっこう深刻な事件です。
 
ピーナッくんは無事帰れるのか、ピーナッちゃんは目覚めるのか。
あっさりしたイラストがおっとりしたシュール感を出しながら、ハラハラドキドキのスピード感ある展開です。
 
しかもモンブラリンがなかなか悪いんだ(笑)
 
なのになぜか最後には大団円。
 
裏表紙には、ピーナッくんとピーナッちゃんが仲良くハートのクッキーを食べている描かれています。
 
このストーリーテリングの見事さ。
 
しかも文章は、読んで心地よい七五調。
言葉はやさしいのに、どこか大人のにおいも感じる絵本です。
 
 
ピーナッちゃんシリーズはこちらから始まっています。

 

 

 

ピーナッちゃんとドーナッちゃん (世界の絵本コレクション)

ピーナッちゃんとドーナッちゃん (世界の絵本コレクション)

 

 

 

 

 

 

 

ドーナッちゃんとモンブラリン (世界の絵本コレクション)

ドーナッちゃんとモンブラリン (世界の絵本コレクション)