みはるの絵本箱

5歳と4歳の兄弟に読み聞かせしてきた中から、面白かった絵本を紹介します。

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【絵本】そらとぶてっぱん〜テンポの良い関西弁の笑い〜

こんにちは。みはるです。

先日の勤労感謝の日、たまたまEテレを見たら、みいつけた!のステージ版をやってました。 元々好きな番組でしたが、子供が大きくなるにつれあまり見なくなっていたので、久々に見られて嬉しかったです。

そうしたら驚きが。

DAIGOが出ている!サボDAIGOですって!

前に声優として出てるのは見ましたが、生DAIGOがサボさんコッシーといっしょにステージに立っている!これにはかなり驚きました。

それにしてもDAIGOさん、子供番組にまったく違和感なかったです。とにかく語り口がやさしい。元々おっとりした語り口の方だと思いますが、子供向けにさらにゆっくり話してたのかな?それに彼はやっぱり基本的に品がいいですよね。お育ちが出ている。

…ちょっと話がズレました。問題はその語り口

絵本を読む上で、語り口もとても重要な要素になりますよね。ゆっくり読んだり、テンポを大事にしたり。それで物語の雰囲気もだいぶ変わってきます。

今日ご紹介するのは、その語り口がとても軽妙な絵本。

この間岡田よしたかさんの「うどんのうーやん」を紹介したばかりなんですが、次男のあまりの気に入りようなので、こちらの本もぜひとも紹介したくなってしまいました。

そらとぶてっぱん

そらとぶてっぱん

そらとぶてっぱん

物語の始まりはお好み屋さん。

「あつっ あついがな!」
てっぱんの うえで やかれていた
おこのみやきが とつぜん
とびあがりました。

うちの次男はこの第一声ですでに大ウケなんです。 そう、この絵本での会話はすべて関西弁。関西弁ならではの、テンポよくてからっとした笑いのムードが全編に流れているのです。

その後、「なんや なんや」とやきそばが、「どないしたん?」とたこやきもやってきます。

そして、「ああ もう うるさいなあ」とてっぱんまで喋り出して、そのまま飛び上がってお店を出て行ってしまうのです。

てっぱんはおこのみやきとやきそば、たこやきを乗せて遊園地や都会へ行き、あげくに海に出てしまいます。海に鉄板を浮かべるとどうなるか…わかりますよね?浮かびません。笑

さて、そのあとてっぱんとおこのみやきたちはどうなるか、ぜひ絵本を読んで楽しんでみてください。

関西弁の絶妙な軽さとテンポ

話は戻りますが、うちの兄弟は絵本で関西弁が出てくるのが大好きです。

「ぼちぼちいこか」もずいぶんお気に入りでした。

そのあっけらかんと乾いた空気感とテンポの良さを、子供なりに感じ取るんでしょうね。私は関西にゆかりなく育ったので、どうしてもテレビのマネのエセ関西弁にはなるんですが、それでも大いに喜んでくれます。

しかもこの絵本では、ちょいちょい余計な会話が出てくるんです。何かって言うとやきそばくんがソースをかけたがるという小ネタです。

「わあ うみや うみや。
あ ちょっと、
ソースは もう ええのと ちがうか」

とか、

「やきそばくん、ソースは もうええ いうてんのに」

みたいな感じで、ちょいちょいはさまれる余計な会話に妙にリアリティがあって、くすっと笑えるんです。

最後の方でのてっぱんのぼやき具合も私のツボです。かわいそうだけど笑える。

会話のテンポが小気味いい「そらとぶてっぱん」、オススメです!

ああ、私も関西弁ネイティブだったらなあ。



こちら、うちの子が初めて関西弁にふれた本かも。

ぼちぼちいこか

ぼちぼちいこか