【絵本】そらとぶてっぱん〜テンポの良い関西弁の笑い〜
こんにちは。みはるです。
先日の勤労感謝の日、たまたまEテレを見たら、みいつけた!のステージ版をやってました。 元々好きな番組でしたが、子供が大きくなるにつれあまり見なくなっていたので、久々に見られて嬉しかったです。
そうしたら驚きが。
DAIGOが出ている!サボDAIGOですって!
前に声優として出てるのは見ましたが、生DAIGOがサボさんコッシーといっしょにステージに立っている!これにはかなり驚きました。
それにしてもDAIGOさん、子供番組にまったく違和感なかったです。とにかく語り口がやさしい。元々おっとりした語り口の方だと思いますが、子供向けにさらにゆっくり話してたのかな?それに彼はやっぱり基本的に品がいいですよね。お育ちが出ている。
…ちょっと話がズレました。問題はその語り口。
絵本を読む上で、語り口もとても重要な要素になりますよね。ゆっくり読んだり、テンポを大事にしたり。それで物語の雰囲気もだいぶ変わってきます。
今日ご紹介するのは、その語り口がとても軽妙な絵本。
この間岡田よしたかさんの「うどんのうーやん」を紹介したばかりなんですが、次男のあまりの気に入りようなので、こちらの本もぜひとも紹介したくなってしまいました。
そらとぶてっぱん
- 作者: 岡田よしたか
- 出版社/メーカー: ひかりのくに
- 発売日: 2015/06/18
- メディア: 単行本
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物語の始まりはお好み屋さん。
「あつっ あついがな!」
てっぱんの うえで やかれていた
おこのみやきが とつぜん
とびあがりました。
うちの次男はこの第一声ですでに大ウケなんです。 そう、この絵本での会話はすべて関西弁。関西弁ならではの、テンポよくてからっとした笑いのムードが全編に流れているのです。
その後、「なんや なんや」とやきそばが、「どないしたん?」とたこやきもやってきます。
そして、「ああ もう うるさいなあ」とてっぱんまで喋り出して、そのまま飛び上がってお店を出て行ってしまうのです。
てっぱんはおこのみやきとやきそば、たこやきを乗せて遊園地や都会へ行き、あげくに海に出てしまいます。海に鉄板を浮かべるとどうなるか…わかりますよね?浮かびません。笑
さて、そのあとてっぱんとおこのみやきたちはどうなるか、ぜひ絵本を読んで楽しんでみてください。
関西弁の絶妙な軽さとテンポ
話は戻りますが、うちの兄弟は絵本で関西弁が出てくるのが大好きです。
「ぼちぼちいこか」もずいぶんお気に入りでした。
そのあっけらかんと乾いた空気感とテンポの良さを、子供なりに感じ取るんでしょうね。私は関西にゆかりなく育ったので、どうしてもテレビのマネのエセ関西弁にはなるんですが、それでも大いに喜んでくれます。
しかもこの絵本では、ちょいちょい余計な会話が出てくるんです。何かって言うとやきそばくんがソースをかけたがるという小ネタです。
「わあ うみや うみや。
あ ちょっと、
ソースは もう ええのと ちがうか」
とか、
「やきそばくん、ソースは もうええ いうてんのに」
みたいな感じで、ちょいちょいはさまれる余計な会話に妙にリアリティがあって、くすっと笑えるんです。
最後の方でのてっぱんのぼやき具合も私のツボです。かわいそうだけど笑える。
会話のテンポが小気味いい「そらとぶてっぱん」、オススメです!
ああ、私も関西弁ネイティブだったらなあ。
こちら、うちの子が初めて関西弁にふれた本かも。
- 作者: マイク・セイラー,ロバート・グロスマン,今江祥智
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1980/07
- メディア: 大型本
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