みはるの絵本箱

5歳と4歳の兄弟に読み聞かせしてきた中から、面白かった絵本を紹介します。

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【絵本】うどんのうーやん

こんにちは。

昨日作った豚の角煮、あまりに脂っこくて胃もたれしたみはるです。
肉の選び方に問題があったのかな。
子供が喜んで食べてくれたのが救いだけど、もうしばらくは食べなくていいな。
 

うーやんは現代の…

 

 

うどんのうーやん

うどんのうーやん

 

 

 

こちら、2012年初版なので、わりと新しめ。
去年私の妹がうちの子に贈ってくれた本なんです。
「うーやんの包容力が素晴らしい」
と。
 
読んでみて納得。
 
うどんのうーやん、人手不足のためみずから出前に出動します。
注文先に向かう道すがら、はらぺこの猫を見るとほっとけないうーやん、自分を食べさせたり、食べさせて足りなくなった分をなんとか補ったりと大忙し。
さらに出会う煮干しや梅干しをはじめ、ちょっとびっくりするものまで、どんどんうーやんの懐に、つまりどんぶりの中に入れていきます。
そして川越え山越えて…という出前冒険譚。
 
読み終わって私は思いました。
この懐の広さ。自己犠牲。平等な愛。けして弱音を吐かないタフな精神力。
 
こ、これは現代のアンパンマン
 
大げさかもしれませんが。笑
 

読み聞かせのポイント

そんな尊敬すべきうーやんなんですが、読み聞かせのときにうちの子供たちが喜ぶポイントはそこではありません。
 
川、そして山。
一見乗り越えられそうにない苦境(一目でわかる絵の表現力もすばらしい)に立ったときのうーやんの、
「わたるしかないやろ」
「のぼるしかないやろ」
この一言がお気に入りなんです。
 
もう一つは、そのあとの、
♪エンヤコラセー ドッコイセー
です。
 
全編軽妙な関西弁で進んでいくこともあり、くすっと笑えるような間の取り方や、歌など、読み聞かせする側にとっても楽しめる1冊になっています。
 
作者の岡田よしたかさんの絵本、「そらとぶてっぱん」もちょっと奇想天外なてっぱんの冒険譚でした。
他の本も読んでみたいなと思ってるところです。
 

 

 

 

そらとぶてっぱん

そらとぶてっぱん