みはるの絵本箱

5歳と4歳の兄弟に読み聞かせしてきた中から、面白かった絵本を紹介します。

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【絵本】これがかわいい生徒たち?!「どろぼうがっこう」

こんにちは。師走に入ってさすがに冷え込みも本格化してきましたね。みはるです。

私ここ数年冷え性が加速度的に進んでいて!
ときどき自分の足の冷たさにびっくりしてます。

肩こりもないと思ってたんだけど、お遊び的に行ってみたマッサージで、「相当ですね、これはつらいでしょう」と言われてしまい、言われてみると確かにけっこうだるいかも。笑

いや、前にテレビで、肩こりは意識してるとさらにひどくなるっていうのを見たので、できるだけ意識しないようにしてたんですよね。

しかし現実は見ないふりでは効かなかった…。

そんなわけで、気休めですけど、この間これ買ってみました。

あずきのチカラ 首肩用

あずきのチカラ 首肩用

レンジであたためて何度も使えるし、じんわり体があたたまるのでオススメです。ちょっと重さはあるけど。

運動不足の改善の方が先なんだよなきっと…。

以上、余談でした!

どろぼうがっこう

かこさとしさんの絵本といえば、「からすのパン屋さん」「だるまちゃんとてんぐちゃん」あたりが定番ですが、あえて今日はこちらを。

こちら、1973年の初版になってます。40年以上前の作品なんですね! でもそれだけ時間が経っても、子供も大人もすんなり読めるのが絵本のいいところ。

やま また やまの むらはずれに、
どろぼうがっこうが ありました。

こうちょうせんせいは、よにも なだかい くまさか とらえもん せんせい。

くまさか先生、ビジュアルにパンチが効いてます。着物姿でキセルを持ち、大きく前にせりだしたボリュームある前髪と、ぎょろりとむいた目は完全に歌舞伎の石川五右衛門です。

このくまさか先生、各ページでご丁寧に見得を切ってます。ギョロ目をクワッと見開いて。笑

「おっほん、どろぼうがっこうの せいとは、
いっしょうけんめい せいだして、はやく
いちばん わるい どろぼうに なるよう、
うんと べんきょう しなければ いかんぞ。

くまさか先生はどろぼうがっこうの「かわいい」生徒たちに話します。

この「かわいい」生徒たちのビジュアルもふるってる。どう見ても極悪凶悪な前科者のおじさんたちばかりです。笑

いいなあ、絵本ってほんと文章と絵の絶妙なコラボですよね。

その生徒たちは、先生から「なにかどろぼうをやってくる」という宿題を与えられて、それぞれに何かを盗んでやってきます。

だけど、どのどろぼうも落第レベル。

あの顔でこの軽犯罪!いやほぼ犯罪ですらない!私はそれだけでニヤニヤしちゃいます。

そしてどろぼうがっこうの遠足が始まります。

「せんせい、おかしをもっていっていいんですか」

かわいい生徒たちからは当然こんな質問も出るんですが、持ち物はネジまわしと出刃包丁、集まるのは夜10時です。さすがどろぼうがっこう。

さて、そんな時間にそんなものをもって、彼らは何をするのか…そしてその顛末やいかに?!

ページをめくる楽しみ

かこさとしさんの絵本は、どれも読み聞かせにぴったりだと思います。

ページをめくるタイミングだったり、繰り返されるフレーズが、お話にぴったり合ってて、子どもも集中してお話の世界に入り込めます。

あとがきにあったのですが、このお話はもともと紙芝居だったそうです。なるほど、と思いました。

この「どろぼうがっこう」では、後半部で、ページをめくる直前に、

それ!
♬ぬきあし さしあし しのびあし…

というフレーズが繰り返し出てきます。
こういう、歌のある絵本は、どんなメロディでもいいので、ぜひ恥ずかしがらずに歌ってみてください。
へんてこな歌ほど子どもは喜んでくれるんですよね。あとになってそこだけ歌われて、こちらがびっくりしたりします。笑


今日は久しぶりに図書館に行く予定です。
どんな絵本に出会えるか楽しみ〜。


かこさとしさんの定番絵本といえばこちら